2018/08/31 16:32
おはようございます。
「Fcube」の たもさん です。
寄せ木のルアーを作ってます。
木の持つ暖かさ、温もり、風合いなどを上手く表現出来たらいいなと思っています。
今更なのですが、何故こういったルアーを作ろうと思ったのか…。最初のキッカケはなんだったのか…。正直言ってハッキリ覚えてません。
昔はいわゆる普通のルアー、カツラの木やバルサ等を使って、色を塗るルアーを作ってたんですけどねぇ。

寄せ木職人として修行をしたことなんてありませんので、「寄せ木ルアー」なんて言ったら本当の寄せ木職人に叱られそうです。
このルアーを作り始めて、早いもので10年くらいになります。試行錯誤の連続でしたし、今でも失敗を繰り返しています。
木を加工する際に、真っ直ぐなところは真っ直ぐに加工する。直角のところは直角に加工する。これが一番難しい。
人間の目ってすごいですね。特別な修行をしたことがない人でも0.5ミリの隙間って識別してしまうんですよ。
本当にピッタリと木材同士が合わさっていないと、カッコ悪い。苦労してます。
ヒノキ、パドック、ゼブラウッド、トチ、スギ、イエローハート、マホガニー、等々、いろんな木を隙間なく貼り合わせて作るのですが、それぞれの木の特長もあるので、真っ直ぐに切るだけでも苦労します。
どうせ作るならカッコ良く作りたいですからね。

上手く貼り合わせが出来ても、今度は削りが大変です。硬い木、柔らかい木では力の入れ加減で削れ方が違います。削りきれなかったり、食い込んでしまったり…。
Fcubeのルアーのポリシーとして、「旋盤では作れない形のもの」というものがあって、全てひとつひとつ削り出しています。
おそらく数個のルアーを見比べると「アレ⁈コレとコレ、違わない?」というものがあると思います。
見逃してください(笑)

ちょっと普通のルアーと違った苦労をして作り上げたFcubeのルアー。
日々進化を繰り返しながら、ゆっくりと進んでいます。
コーティングでもまた普通のルアーとは違う苦労があるのですが、それはまたの機会にでも。