2018/09/14 04:04

こんばんは。

「Fcube」の たもさん です。


様々な木を貼り合わせてトップウォータールアーを作っています。寄せ木のルアーと呼んで、楽しんで作っています。木のぬくもりや風合いを感じていただけたらと思います。


その木の貼り合わせなんですが、パターンがあります。もちろん意味があってのものなのですが、簡単に紹介させて下さい。


先ず、真ん中の木はヒノキとしています。比較的加工性が良いのでこの部分にヒノキを使っています。


なぜなら、ヒートン始め、サーフェイスリグやペラ、またウエイトなど内部構造に至るまでこのヒノキ材に集中的に加工しているからです。



その両脇に各種個性的な木材を使うことにしています。誤解を恐れずに言えば、両脇は飾りですね。あくまでも機能として重要な部分は真ん中のヒノキです。


ブラックバスが釣れたとき、両脇の木材を接着している接着剤が剥がれてしまっても、釣れたバスは逃がさない。真ん中のヒノキは一体ですからね。そういう作りになっています。まぁ木材が剥がれたことはないですけど。万が一、ね。


真ん中の木がヒノキである理由の1つがそれです。比較的ですが加工性がいい。売ってる材料にムラもないですね。脂が多いのがたまにキズですが、どうにかできる範囲です。


それともう一つ理由があります。それは色です。この「白い」色ですね。 


ルアーが水面に浮かんでいるとき、ブラックバスはルアーを下から眺めることになる訳ですが、その時この白が目立つのではないかと思っています。


シルエットの真ん中に白い細い線があることで、ベイトフィッシュの背骨をイメージさせないかなと思っています。





ルアーをアクションさせると、ロールしたり、波に包まれたり、泡を纏ったりして、「白い線」が見え隠れすることが、ブラックバスにアピールするのではないかな、と。


実際のところはブラックバスに聞いてみないと分からないのですが、波に包まれた「白い線」はかなり気になるのではないでしょうか。



真ん中にヒノキを持ってきて、両脇の木で独特の風合いを醸し出す。


もっと色々な木を寄せて加工することも出来ますが、今現在のところこのパターンが一番しっくりきて落ち着いています。


強度的な問題と意匠的な問題をクリアできる一番のパターンではないかなと思っています。